ブログ イベントレポート 本部 チームケア学会に行ってきました!
2月11日(土)東京・お茶の水にある明治大学駿河台キャンパスで、第1回チームケア学会が開催されました。
藤友五幸会からも12名が参加しました。
テーマは「チームケアをゼロベースで考える」です。
パネルディスカッションで印象に残ったことがありました。
それなりの経験を積んできた作業療法士の方が、「入浴介助も食事介助もロクにできないのにADLの専門家なんて言うな!」と言われたという話です。
以来、その施設では、入職するとかならず、介護を経験してから、本来の部署に配属されるそうです。
座長の小笠原教授が言っていました。
専門、専門というが、現場は全体だ、
全体を知らずに一部を語るは、「エゴ」だ、と。
一部と全部、専門と全般、スペシャリストとゼネラリスト。
双方を理解しなければエゴに過ぎない。
いま、国が推進している地域包括ケアシステムでは、住み慣れた場所で、その人らしく暮らせることを目指しています。
わが藤友五幸会は、磐田市内に2か所の老人保健施設を運営する法人ですが、この地域包括ケアシステムの中で、藤友五幸会の役割は「老健だ」と思うならば、それは小笠原教授のいう「エゴ」です。
人のライフサイクルをトータルにサポートする事こそを考えなければ、私たちの事業はエゴに過ぎないと、帰りの新幹線の中で考えてきました。